医薬・化粧品材料

キュアベリスト

医薬品・化粧品をつくる

キュアベリストは、アミノ基とカルボキシル基を側鎖部分に有している両イオン性のポリマーで、ダメージを受けた角層表面に吸着し、重点的に保湿作用を示します。

  • 生体親和性の高いアミノ酸誘導体。
  • ダメージ部位への選択的吸着作用が期待でき、バリア機能の低下防止効果を長時間維持するという大きなメリットを有する。
  • 強い吸着性により、皮脂や汗、洗浄などの行為があっても角層から剥がれ落ちにくい。
  • 吸湿性、保湿性が強く、水分蒸散抑制作用を持っているため優れた化粧品素材としても期待できる。
品名(略号) キュアベリスト(Curevelist)
表示名称 ポリメタクリロイルリシン
INCI(国際化粧品成分名) Polymethacryloyl Lysine
中文INCI 聚甲基丙烯酰基赖氨酸

ダメージ角層への吸着性

両イオン性であるキュアベリストは、各種ポリマー型保湿剤と比べ種々のダメージを与えた角層に対してより多く吸着しています。

ダメージ角層への吸着性

吸湿性・保水性

キュアベリストの吸湿性はヒアルロン酸、1,3-BGと同等であり、保水性に関しては、1,3-BG、ヒアルロン酸などより優れています。

キュアベリスト吸湿性・保水性

皮膚バリア機能

SDSダメージモデルにおいて荒れ肌の経皮水分蒸散量(TEWL)の上昇を抑制し、角層細胞面積は大きくなり、肌状態が良くなっていることを確認しました。

有用性評価(ヒトテスト)

有用性評価(ヒトテスト) ※キュアベリスト1%含有ローションを1ヶ月間使用。使用前後の頬部のTEWL値と角層細胞面積の変化を示す。

毛髪に対する有効性

各ポリマーともダメージ処理毛に対して残存量が高く、その中でもキュアベリストは高い残存率を示しました。
SEM写真観察において、キュアベリスト処理することで表面状態が均一化されており、毛髪保護(補修)剤として高い効果が認められました。

毛髪への残存性試験

毛髪への残存性試験

キュアベリスト処理によるSEM写真

キュアベリスト処理によるSEM写真

物性

外観 白色粉末
溶解性 水:易溶
メタノール:極めて溶けにくい
アセトン:ほとんど溶けない
保存条件 冷暗所にて、25℃以下、密閉保存
包装形態 1kg、5kg包装

関連法規・安全性

消防法 -
毒物及び劇物取締法 -
化審法 少量新規
安衛法 -
安全性試験 単回投与毒性試験:陰性
皮膚感作性試験:陰性
皮膚一次刺激性試験:陰性
眼刺激性試験:陰性
連続皮膚刺激性試験:陰性
変異原性試験:陰性
ヒトパッチ:陰性
光毒性試験、光感作性試験は、吸収性がないため未実施

規格

  • 医薬部外品へ添加剤として配合可能